ジメジメしたお天気が続きますね☂️
スマフォのデータ整理をしていたら、懐かしいメモが...✨😌昔の生徒さんの学校の宿題で、インタビューを受けた時のものでした!4年程前のもので、当時の気持ちを思い出し懐かしくなったので、載せてみます✨
1.チェンバロとの出会い、魅力
音楽科のピアノ専攻だった高校1年生の時、ピアノの先生からチェンバロを進められたのがきっかけです。まずは弾いてみないことには分からないと思い、近所のチェンバロが置いてある喫茶店で、始めて弾かせて頂きました。音色が気に入り「バロック時代の曲はチェンバロで弾きたい」と思うようになり、レッスンに通い始めました。高校時代は、その喫茶店で毎日練習させて頂き、マスターから楽器のメンテナンスなどを教えて頂いたのもよい思い出です。
チェンバロの魅力は、倍音を多く含んでいる豊かな音色、弦をはじく感覚、だと思います。クラシックの曲は様々な時代のものがありますが、ピアノがまだ誕生していなかったバロック時代の曲は、当時の楽器であるチェンバロで弾くと、ピアノで弾く時とは違った一面が見えてきて面白いです。
2.生徒さんに昔のピアノを弾く機会を与える事 について
現代のピアノは鉄骨が多用されており、塗装はプラスチック板を貼られていますが、昔は木材が多く使われていました。
楽器の頑丈さや大きな音が出るという観点では金属の方が良いのですが、楽器の音色としては木材が多用されている昔の楽器の方が良い音がします。
手でコンコンと素材を叩いた時に、金属より木材の方が自然で良く響くことを想像すると分かりやすいです。
そんな良い音色の楽器に触れて「感覚を開くきっかけになったら」という思いから、昔のピアノを弾く機会を作っています。
3.どんな事を考えているか
音楽は終わりがないので、少しでも上手になりたい、極めたい、という思いは常にあります。
クラシックは、時には何百年も前に生きていた作曲家の曲を演奏します。楽譜はただのメモ書きで、実際どう弾くと音楽になるのか、その為の法則がたくさんあり、それを教えて頂き、身につけ、伝えていきたいです。
頭で考えすぎてもうまくいかないのが芸術の難しいところで、「よく考えて計画して弾いたら、次は考えすぎずに感覚で弾く」を繰り返して極めていくのが面白いです。
4.なぜピアノを教えているか
元々、チェンバロ奏者になりたくてチェンバロを始めたのではなく、それぞれの時代に合った楽器で演奏したいという思いでチェンバロを始めたので、ピアノも平行してずっと弾いていました。
例えばバロック時代のバッハはチェンバロ、ロマン派のショパンはピアノで弾く、というようにです。バロック時代だけでなく、色々な時代の様々な作曲家に触れてほしいので、